理事長のひとこと

理事長 武村 志延

自閉症をもつ子供たちにはTEACCHプログラムによる療育が、現在のところ世界中の多くの研究者に認められている療育方法と思われます。私どもの法人「澄心」も幼児期にこのプログラムを受けることができるよう「ぽれぽれ」という福祉サービスを展開しております。

しかしながら、青年期を過ぎた我が国の自閉症の人は、TEACCHプログラムが広く普及してない時代に児童期・青年期を過ごしており、効果的な療育をうけられないまま成人になっております。そのため知的障害の高度な自閉症者は、支援をする人とのコミュニケーションがとれなくて、常に不安な心の闇を抱え、生きています。

知的障害が比較的少ない人には、生活習慣や社会ルール・マナー等の教育も意味があると思いますが、言葉の出ないような重度の知的障害を伴う自閉症者には、伝え方や方法によっては教育の意味がないだけではなく、二次障害を招き有害です。大きな声での指示は、叱責や非難としか受け取りません。

なかまたちは、このような人達が心静かに、少しでも笑顔が見られるように「個々人に応じて」穏やかで静かな環境で暮らして行けることを目指して運営している「生活施設」です。

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